スティーブン・R・コヴィー氏の『7つの習慣』の第一の習慣は「主体性を発揮する」で始まります。
この「主体的」と対極にあるのが、「反応的」ということです。これはどんなことかといえば、自分の置かれた環境、周囲の状況、自分に対する条件づけ、その時折の自分の感情など、刺激に対してそのまま反応してしまうということです。
例えば、職場においていやな上司や部下がいたとして、その人に対して自分も嫌な態度を取るとか、天気が悪ければ気分も落ち込むとか、人が親切にしてくれた時は機嫌がいいけど、そうでない時は不機嫌だったり落ち込んだりするといった態度のことを反応的な態度と呼んでいます。
しかし人間には、刺激と反応の間に「選択する能力」があります。主体的な人は自分の価値観に導かれており、雨が降ろうが天気が良かろうか関係ありません。自分の身に何が起こるかでなく、それにどう反応するかは自分が選んでいるのです。
もちろん外的な要因で、自分の肉体的、経済的に害を受けて悲しむことがあると思いますが、それでも自分たちの人格やアイデンティティそのものまでが、それに害されることはないのです。
- ○○しなくてはならない
- どうしようもない
- できない
- ○○でないとだめだ
- ○○でさえあったら
主体的な言葉
- そうすることに決めた
- 代替案を考えてみよう
- 選択する
- ○○のほうがいいと思う
- 私が○○する
つまり、問題は自分の「外」にあると考え始めたら、その考えをやめるべきだということです。その考え自体が問題なわけです。
続きはこちら