ビール業界にみる戦略とは。

今日7月11日付け西日本新聞紙面より。今年上半期のビール類(ビール、発泡酒、第3ビール)の出荷量が、キリン37.5%、アサヒ36.7%とわずかではあるが、(半期ベースとして)キリンが3年ぶりに首位になった。年間ではアサヒが8年連続首位となっているので、今年下半期の競争がさらに激化するだろうという記事。

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ビール業界のシェア争いに関して面白い記事が「シンプル・マーケティング」(森行生著 2006年2月発行)のなかにありました。

“アサヒビールはスーパードライのヒットでビールの首位を摂ったとき、キリンをさらに追い込むためには、あらゆる分野で、キリンの動きを封じ込めるべきだった。「アサヒはビールにこだわります。まがいもの(発泡酒)は出しません」と動かなかった。これがキリンに「端麗 生」の成功というチャンスを与えてしまった。”

“「チャンスを与えずに、一気呵成に」はスーパードライの成功の時に、アサヒが取った見事な行動のハズだった。それがキリンに迫り、一位になった途端に、守りに入ってしまった。守るべき時はまだまだ先の話だったというのに。“

私もアルコールのなかでは、ビールが一番好きで(笑)、それも発泡酒や第3のビールは好きでないので、アサヒの企業姿勢には好感を持てますが、それでも戦略的には厳しいようですね。

このあたりはドラッカー氏がいっているように、市場の動き、顧客が感じる価値を探って、それに合わせた動きをしなければならないのだと思います。

今日のまとめ:
「市場・顧客を知ることが戦略の第一歩」

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