昭和を支えた企業戦士の物語。-映画『沈まぬ太陽』

毎月1日は映画の話。今回は山崎豊子原作の話題作『沈まぬ太陽』。

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概略:『白い巨塔』『華麗なる一族』の人気作家・山崎豊子が綿密な取材の基に書き上げた渾身のベストセラー巨編を壮大なスケールで映画化した社会派ヒューマン・ ドラマ。激動の昭和30年代から60年代を背景に、巨大組織に翻弄され、海外僻地への左遷や歴史的な航空事故、政界をも巻き込む会社再建といった波瀾の渦中に図らずも身を置いた主人公が不屈の信念で過酷な状況を克服しようともがく姿を通し、人間の尊厳とは何かを問いかけていく。主演は「硫黄島からの手紙」 の渡辺謙。監督は「ホワイトアウト」の若松節朗。

山崎豊子の長編作品のなかで、ずっと“映像化不可能”といわれていたそうですが、それは技術的や予算的なことでなく、内容が某航空会社(そしてそれが癒着する政界)の体質を真っ向から批判する内容だから。

確かにこの映画を見ると、“この会社の経営陣、政治家の姿が事実なら、本当に腐ってる!”と思わざるを得ないもの。

それにしても渡辺謙演じる主人公は、会社側から不当な扱いを受けて、何度も僻地勤務につかされながらも辞職せずに自分の信念(意地?)を貫き通すのですが、そういう会社員一人ひとりが昭和の日本を良くも悪くも支えてきたのだなァ、と思うと感慨深いです。

映画の内容も骨太な話で面白いのですが、何度もとん挫した映画化の話を実現させた製作スタッフに対して、あっぱれ!と思います。

前半1時間40分、10分間の休憩、後半1時間40分と、3時間22分の大作ですので、観る時は万全の態勢で。

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