毎月2本は映画を観ようと思っていたのが、8月は何やかやと予定が合わず、かろうじて1本だけ。

しかもこの映画は特に観たかった1本だったので、なんとか時間を空けて観にいったのでした。それは『クレイジー・ハート』。

クレイジー・ハート01

概要:酒に溺れ、結婚にも失敗し、才能がありながら成功とはほど遠い音楽人生を歩んできた初老ミュージシャンが、彼に興味を抱いた女性ジャーナリストとの出会い をきっかけに再起を図る姿を、ユーモアとペーソスを織り交ぜ感動的に綴る。共演に「ダークナイト」のマギー・ギレンホール。俳優としても活躍するスコッ ト・クーパーの監督デビュー作。

カントリー・ミュージックは日本ではどちらかと言えばマニアックなジャンルになると思いますが、米国ではもっとも親しまれている音楽ジャンルの1つで、特に米国中西部では一番ポピュラーな音楽です。映画のなかでも、落ちぶれたカントリー・ミュージシャンである主人公が、米国中西部を巡業しているなかで、オールド・ファンから歓迎されるシーンがあります。

しかし、当の老ミュージシャンは、アルコール依存症だったり、4回の離婚を経ていたりと、もはや人生に価値を見いだせないまま、仕方なくドサ廻りをやっているわけです。映画の前半ではそんな主人公バッドの投げやりな生き方が描かれております。

そんなバッドに、ようやく自分の生き方を変えようと決心するきっかけが訪れるわけですが、そこから先は映画を観てもらいましょう。

それにしてもバッド役を演じるジェフ・ブリッジズの渋いこと!この作品でアカデミー主演男優賞を受賞したとのことですが、それも納得する演技です。

自分の進むべき道を見失いそうになっても、自分が愛し続けた音楽によって最終的には自分が救われることになる。観終わった後にカントリー音楽の包み込むような優しさに浸りたくなる-そんな映画です。

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