自分が何者かを伝え続けてますか?

アメリカのことわざに「第一印象を変える機会は二度とない」というのがあります。私たちは初めて会う相手の印象を限られた情報で決めてしまいがちです。顔、髪型、服装、声質、話し方といった外見的なものであれば数十秒で判断してしまいますし、熱意、知性、性格といった内面的なものでも数分話しているうちに判断してしまうようです。

そして最初に相手に貼ったレッテルはなかなか書き換えません。そう考えると仕事をする上で、第一印象はかなり手強い要素になります。

先日、そのことを考えさせられた一件がありました。それはビジネスメール教育の専門家・平野友朗さんに久しぶりにお会いした時のことです。

第一印象を変える機会

私が平野さんに初めてお会いしたのは10年前。タウン情報誌の編集部を辞めて、どうやって起業しようかと考えている時でした。

そんな時、平野さんが主催する起業家合宿に参加したのです。当時の私は起業テーマが定まっておらず、それまでやってきた「タウン情報誌の編集の経験を活かしたサービス」といった程度しか固まっていませんでした。

タウン情報誌編集の仕事の大半は福岡の飲食店や物販店の店舗や人の紹介ですから、私が起業に際して最初にイメージしたのも、飲食店の広報PR的なサービスでした。平野さんの合宿でもそのテーマに沿ってアドバイスを頂きました。

それから半年間、自分が起業するテーマについてリサーチを行なったのですが、結局私は飲食店PRではなく、ニュースレター作成代行サービスを柱にして起業しました。

先日、平野さんにコンサルティングをしてもらい、ニュースレター作成代行サービスのことを相談しました。そこで発覚したのですが、どうやら平野さんは私が飲食店PRを請け負うライターとして起業したと思っていたようです。

私が平野さんにこれまで送っていたニュースレター「らくぱのぱ」も、ニュースレター作成代行サービスの売り込みはしていなかったので「ライターだけに文章がウマいなァ(平野氏談)」という認識だったとのこと。

しかも、平野さんがこれまで福岡に来られた際に、私がお勧めの飲食店を選んであげていたこともさらに誤解を招く要因となっていました。

私は私で、ずっと以前から知っている相手なので、私がやっている仕事のことも知っていて当然くらいの気持ちでした。

相手は自分のことを理解しているはず―そんな思い込みが今回の誤解を招いた原因です。旧知の間柄でも「自分が何者なのか」「自分の強みは何なのか」を伝え続けることが大事だと思わせた一件でした。

ポイント

第一印象を変えるのはとても手強い。
旧知の間柄でも「自分が何者なのか」「自分の強みは何なのか」を伝え続けましょう。

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