今回ご紹介するのは、文才のある黒人少年と、引きこもりの老作家との交流を描いた『小説家を見つけたら』です。

映画

ニューヨークの下町ブロンクス地区。バスケ好きな16歳のジャマールは、創作ノートをいつも手放さない文学少年でもあった。ある日、彼は友達にそそのかされて老人の部屋に忍び込む。その家の主は、処女作品で賞を受賞するほどの才能を持ちながら、その後は隠遁生活を送っていた老作家フォレスターだった。そして二人はほどなく文筆の師弟関係となっていく…。

<見どころ>この映画のワンシーンに、ショーン・コネリー演じる小説家フォレスターが「どのように文章を書いたらよいか」を指導する場面があります。

フォレスターに「文章を書いてみろ」とタイプライターを渡されたジャマールは何を書こうかと考えを巡らせます。すると「考えるな!考えるのは後だ。第1稿はハートで書く。リライトの時に頭を使え。」 

それでも何も書けないジャマールに、自分の書いた原稿を見せて「これをそのままタイプしろ。そして自分の言葉が浮かび始めたらそれをタイプするんだ。」

 このシーンには見入ってしまいました。私も書く前に悩んでしまうことが多いですが「まず書く。とにかく書き始める」ということを心に銘じておこうと思います。皆さんもぜひお試しください。

『小説家を見つけたら』 監督:ガス・ヴァン・サント/出演:ショーン・コネリー、ロブ・ブラウンほか/上映時間:136分/製作国:アメリカ/日本公開2001年