黒澤監督の描いたヒューマニズム―映画『赤ひげ』

ここでは経営や生き方のヒントになるような映画をピックアップしてご紹介します。

今回は山本周五郎原作の『赤ひげ診療譚』を基に、黒澤明監督が映画化した人情ドラマ『赤ひげ』です。

映画

<あらすじ> 江戸時代。庶民の診療所「小石川養生所」に、長崎帰りの蘭学医である若い医師・保本登(加山雄三)が訪ねてくる。上流階級の患者だけを相手にしたいと考えていたが、父の命によりその養生所に住み込むことになる。最初はふてくされ、所長である赤ひげ(三船敏郎)にも反発を繰り返していた保本。しかし、赤ひげの医療技術の確かさと、貧しい庶民に対する彼の愛情に触れていくことで、自分の思い上がりに気がつくのだった。そして…。

<見どころ> 長崎でオランダ医学を学んできた若い医者・保本。今でいうならアメリカでMBAを取得してきた経営コンサルという感じでしょうか(笑)。鼻っ柱の強い保本は、貧乏くさい養生所や、そこに集まる庶民が嫌でたまりません。ところが無骨な老医者・赤ひげの診断の的確さや、医療技術の確かさを目の当たりにしていくうちに、少しずつ彼への見方が変わり、保本自身も本物の医師へと成長していくのです。山本周五郎らしい人情味あふれるエピソードが多く、特に少女おとよ、少年チョウ坊の物語にはグッときます。ヒューマニズムとは何かと問われれば、この映画がその答えだと言いたいです。

[char no=”2″ char=”S.Sonoda”]「3時間超えの大作ですが、秋の夜長にぜひご鑑賞ください。」[/char]

『赤ひげ』
監督:黒澤明
出演:三船敏郎、加山雄三ほか
上映時間:185分
製作国:日本
公開年:1965年

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