目標達成のためにどれだけの代償を払えるか?―映画『ファースト・マン』

ここでは経営や生き方のヒントになるような映画をピックアップしてご紹介します。

今回ご紹介するのは、人類で初めて月面に降り立った宇宙飛行士ニール・アームストロング船長の伝記を基にしたドキュメンタリータッチの作品『ファースト・マン』です。

映画

<あらすじ> 舞台は60年代の米国。宇宙開発において米国はソ連に大きな遅れをとっていた。空軍のテストパイロット、ニール・アームストロングは最愛の娘を病気で亡くす。その悲しみから逃れるようにNASAの宇宙飛行士に応募し、採用される。宇宙飛行士たちに課せられる訓練は想像を超える過酷なものであったが、そのぶん飛行士同士の絆も深くなっていく。しかし、技術開発のためのジェミニ計画から月面着陸を目標にしたアポロ計画へと進んでいく過程で、実験の失敗により何人もの飛行士が亡くなっていく。そしてついにアポロ11号の船長としてニールが選ばれるのだが…。

<見どころ> メガホンを取ったのは、デイミアン・チャゼル監督。『セッション』では、一流ジャズミュージシャンになることを熱望する学生を、『ラ・ラ・ランド』では、女優を目指す女性とジャズ店経営を夢見る男性を題材に、“自分の夢や目標を達成するために、どれだけの代償を払えるのか”をテーマに描いてきました。

そして本作です。今回は目標も大きいですが、そのぶん払った代償も大きいものでした。

私たちはアームストロング船長が成功したことを知っているので安心して観ていられますが、果たしてその時、夫あるいは父を宇宙に送り出す家族の気持ちはどれほどだったでしょう。映画のなかでもそのあたりがしっかりと描かれていて胸をえぐられます。

アポロ計画の発端は、1961年にジョン・F・ケネディ米国大統領が行なった演説です。彼はここで「We choose to go to the moon in this decade…(我々は10年以内に月に行くことを選ぶ)」と発言しています。

この話はビジネス書でもよく引用されます。「米国が月面に到達できたのは、「10年以内に月に行く」と決めたからだ。つまりゴールと期限を明確にすることが大事」という引用のされかたです。

ですが、そこには「そのためにこれだけの代償を払う」という、あと一歩の踏み込みが必要です。私たちは仕事をするうえでさまざまなゴールや目標を設定しますが、それを達成するために、自分はどこまで代償を払えるのかという覚悟も合わせて決意することが大事なのでは、と思います。

[char no=”2″ char=”S.Sonoda”]「今回お伝えしたのは経営者視点での紹介であり、この映画のごく一部です。素晴らしい映像と音響が楽しめる映画なので、ぜひ映画館で。」[/char]

『ファースト・マン』
監督:デイミアン・チャゼル監督
出演:ライアン・ゴズリング、クレア・フォイほか
上映時間:141分
製作:米国
日本公開:2019年2月8日

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