雑誌編集者時代に学んだコンテンツ・マーケティングの基本

コンテンツ

前号に続き、今回もコンテンツ・マーケティングの話です。

まだコンテンツ・マーケティングという言葉もなかった1990年代前半、私は、タウン情報誌の編集部で新人編集者として仕事を始めていました。

編集者といっても大手出版社と違って分業制は進んでおらず、企画立案から取材のアポ取り、取材、撮影、原稿作成、デザイナーへの発注、校正…とすべての工程を1人または数人でこなす必要がありました。

出版社に転職する前はシステム開発会社でプログラマーの仕事をしていた私にとって、編集部の仕事はあまりにも泥臭い仕事に見えました。

そんな新人の私に、先輩編集者が教えてくれたことを今でも忘れません。

それは「どんな小さなことでもいいから、お前が書いた記事を読んだ人が〝読んで良かった〟〝役に立った〟と思えることを書け」ということでした。

私が携わっていた雑誌は「情報誌」というカテゴリーでしたので「有益な情報を発信する」というのはことさら大事なことでした。この教えは、今でも私が情報発信をする際に最も大切にしていることです。

最近はSNSのように「コミュニケーション」のための情報発信が大きなトレンドになっています。〝今、○○に来てます〟〝今日食べた△△、美味しかった〟という投稿がタイムラインを埋めています。

そこで、いいねやコメントを送り合うことで、お互いの距離が縮んだりします。

ただし、SNSでの情報発信のほとんどは「フロー情報」です。タイムラインの上を流れていくばかりなので、どれだけ発信しても情報が蓄積されていくわけではありません。

それに対して、コンテンツ・マーケティングの基本は「ストック情報」です。

ビジネスブログで読者が興味を持つような記事を書くことや、顧客の悩みを解決するような小冊子・PDFファイルをダウンロードできるようにすることなど、どれも蓄積されていく情報です。

私が雑誌編集部で身につけた考え方は、今の時代でも(今の時代だからこそ)有効だと思います。難しく考える必要はありません。

どんな情報を発信すれば読者(=自社の見込み客)に役立つだろうか、という姿勢をもつことがコンテンツ・マーケティングの第一歩です。

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