世の中が不安定な時こそ理念が必要かも。

本
『ザ・ビジョン あの企業が世界で急成長を遂げる理由』江上隆夫著/朝日新聞出版/1,600円+税/2019年1月30日発行

10数年前に起業した時、経営に関する本やセミナー等で「経営理念を起業当初から作るのは難しいので、当面の間は作らなくても良い」と教わり、その通りにしてきました。

それから折に触れて経営理念やビジョン作りの本を読んでみては、それらしい文言を考えたりはしていたのですが、今ひとつピシャリとはまる感じがせず今に至ります。

そして今年。新型コロナウイルスの蔓延で世の中が一変しました。私の会社がコロナのために大きく揺らぐことは今のところはないのですが、それでも漠然とした不安感に襲われることがあります。

もしかしたら世の中が不安定な時こそ、会社のあり方の背骨ともいえる経営理念が必要なのかもしれません。経営理念があれば、経営的な判断で迷った時にジャッジを下す基準になりそうな気がしませんか?

そんなわけで遅ればせながら株式会社ラクパの経営理念について考えてみようと思った次第です。そうしたら、ちょうど良いタイミングで良い本が見つかりました。昨年発行された『ザ・ビジョン あの企業が世界で急成長を遂げる理由』(朝日新聞出版)です。

この本の第一部では、日本や世界のさまざまな企業のビジョンや経営理念を事例に取り上げながら、良いビジョンと残念なビジョンの違いを解説しています。良いビジョンの例として東京通信工業(のちのソニー)・アマゾン・パタゴニア・良品計画・LITALICO・五常アンドカンパニーなどを、残念な例として東芝・シャープ・サイバーエージェントなどを挙げています。具体的にどこが良くてどこが良くないのかはぜひ本でご確認ください。

そして第二部では、ビジョンのつくり方について細かく解説しています。著者は言葉の定義を大事にしており、理念系の言葉を次のようにまとめています。

弓を射る人というアイデンティティを持つ自分が、バリューという心構えのもと、コンセプトという強力な弓を使って、ミッションという矢を、ビジョンという的に向かって放つ。

イラスト

ビジョンがない経営は、海図のない航海と同じです。どんな船でも、船長に「次の港はどこですか?」と聞けば即答するはずです。 ラクパは何を目指しているのですか?と聞かれて即答できるように、自社の理念づくりに取り組もうと思います。

あなたの会社ではいかがでしょうか?

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