ないもの思考でなく、ありがとう思考で。

今月から放映開始されたACジャパンのCM「寛容ラップ」をご存知ですか?内容については、私が説明するより、まずこちらのYouTube動画を見てもらえると早いかなと思います。

このCMの「たたくより、たたえ合おう」というメッセージは、SNS上での無意味な誹謗中傷のやりとりに(それが自分を攻撃するものでなくても)嫌気がさしている私にとっては、とても刺さるものでした。

このCMに続いて、今度は「人やモノに感謝する」というメッセージがとても良く伝わる新刊を見つけました。書道家の武田双雲氏の著書『ありがとうの教科書』です。

ないもの思考でなく、ありがとう思考で。
『ありがとうの教科書』武田双雲著:すばる舎/税込1,430円/2022年7月4日発行

私は書道のことは詳しくありませんが、武田氏の書やパフォーマンスを見る限り、いわゆる正統派の書道家ではなく、独自の書の世界を構築しておられる方のように思えます。こういう立場の方は得てして批判を受けがちです。

実際、武田氏は以前に週刊誌でバッシングを受けていた時期もありました。そういう経験を持ちながら、人やモノに感謝する大切さを説ける彼の器の大きさに感心しました。今では活動の場を世界に広げ、2013年には文化庁から文化交流使に任命されています。

『ありがとうの教科書』のテーマは「感謝」です。武田氏は、自分が持っていないものに意識が向くと?○○さえあれば幸せなのに?という考えに陥りがち。そうではなく?先に今のままの状態で感謝する?ことを勧めています。

この本がユニークなのは、周囲の人への感謝はもちろんですが、それ以外にモノへの感謝、自分への感謝も大事にしていることです。モノへの感謝とは、私たちの身の回りにあるモノに対しては「それが完成するまでに関わった人たちを想像する」「家事が面倒くさいときには、道具に?聖なる○○?と付けてみる」といった具合です。聖なる包丁、聖なる掃除機…みたいに(笑)。

自分への感謝については「日本人は我慢や謙虚を美徳としていて、それ自体は日本の文化として素晴らしいけれども、まずは自分自身を労うことが大事。鏡に映る自分に?ありがとう?と手を合わせてみよう」と書いています。

この他にも感謝の技術が30個ほど紹介されています。自分に向いていそうなことから試してみてはいかがでしょうか?(正一郎)

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