このコーナーでは、株式会社ラクパのライター・城戸あづさが、心に留めておきたい言葉とのエピソードを綴ります。
「落ち込みやすい体質は感謝の足りない姿勢が原因。」
明石家さんま
年末のバラエティ番組を見ていたら、不意にテロップ付きで流れた言葉。「何にでも不満を言う」体質とかなら「感謝が足りない」に結びつくけど、「落ち込みやすい」のもエゴなのか…。どんな逆境も笑いで乗り越えてきた一流芸人の言葉は、胸に刺さりました。
年が明けて、箱根駅伝を観戦していた時のこと。区間賞が決まる度に選手インタビューがあるのですが、マイクを向けられた選手の多くが「まずは、こんな状況の中で大会を開催してくださったことに感謝します」とお礼を言うのです。彼らは勝敗の前に、今年も箱根路を走れたことが嬉しかったのです。これだなぁ!と前述の言葉を噛み締めました。
折しも2度目の緊急事態宣言が出されました。コロナ禍で思い知った?あたりまえ?の有り難さは、生涯忘れたくないものです。
日頃から上手く書けないだの、速く泳げないだの、美味しく作れないだの、落ち込みグセのある私ですが(苦笑)、まずは仕事ができること、プールで泳げること、家族4人で食卓が囲めることを、感謝したいと思います。(あづさ)