今回ご紹介するのは、料理をテーマに、フランス人とインド人家族の対立と融和を描いた『マダム・マロリーと魔法のスパイス』です。

映画

マダム・マロリーが経営するのは南フランスでミシュラン1つ星レストラン。ある日、道路を挟んだその店の向かいに、賑やかな音楽とスパイスたっぷりの料理を提供するド派手なインドレストラン「メゾン・ムンバイ」が開業する。フランス文化とインド文化、全く異なる文化をもつ両店の店主は激しく対立するが、「メゾン・ムンバイ」店主の息子ハッサンが亡き母から譲り受けたというスパイス、そしてハッサンの天才的な料理のセンスで、次第に2人の店主は頑なな心を開いていくのだった…。

<見どころ>慣れ親しんだ自分たちの環境に、いきなり異文化を持つ人たちがやってきたらあなたはどうしますか? そういう異文化に接する機会が少ない人だったら、もしかしたら敵対したり、排除しようとしたりするかもしれません。

この映画でも、マダム・マロリーは道を隔てた向かい側、距離にしてたった30メートル先(原題は「The Hundred-Foot Journey」)にやってきたインド人店主と最初は敵対し、嫌がらせもします。でも2人は料理という共通の言葉を通じて、次第に融和していきます。

かの国の大統領は隣国との間に壁を作ると言っていますが、果たしてそれで本当に良い結果が生まれるのでしょうか?ぜひともこの映画を観てほしいものです。
『マダム・マロリーと魔法のスパイス』監督:ラッセ・ハルストレム/出演:ヘレン・ミレン他/上映時間:122分/日本公開2014年