AIと人の手−そのあいだにあるもの。

らくぱのぱ

私が洋楽に夢中だった中学2年の頃、ラジオから流れてきたボストンの『宇宙の彼方へ』という曲に、衝撃を受けました。ギターの音が驚くほど立体的で、力強いのにどこか温かい。彼らのアルバム『幻想飛行』のジャケットの端にはこんな一文が明記されていました。「No Synthesizers Used. No Computers Used.」 ─当時流行しつつあったシンセサイザーもコンピューターも使わないという宣言です。1976年といえば、電子楽器が次々に登場し、音楽制作のあり方が変わり始めていた時代。その流れに逆らうように人の手で作る音を貫いた姿勢に、強い印象を受けました。

あれから約50年。私たちの仕事の現場でも、同じような転換期が訪れています。生成AIの登場です。文章構成を考えたり、アイデア出しをAIが担えるようになりました。効率化という点では非常に優れていますが、新しい技術が登場すると、それに反発するような考え方も同時に現れます。「AIが作った文章に人間味はあるのか」という不安の声も根強くあります。

私はAIを使う時、「目的」と「使い方」に気をつけています。たとえばニュースレター制作では、まず経営者の考えを丁寧に聞き取り、伝えたい核の部分と方向性を整理します。元原稿を書き上げたら、AIに表現のパターンを出してもらい、そこから私自身の言葉で練り直して仕上げます。人間⇨AI⇨人間という流れです。AIはスピードとバリエーションに長けていますが、人の心を動かす温度や間の部分は、やはり人間でなければ作れません。AIが得意なことを見極め、その部分を任せるやり方です。

技術が進化しても、仕事の本質は変わりません。大事なのは、新しい技術の特性を見極め、表現のために活かすことです。AIを上手に使うほど、「どんな想いを伝えるか」という〝人が担うべき部分〟をいっそう深く追究できるのではないでしょうか?

ボストンのリーダー、トム・ショルツは完璧主義者として知られており、彼らはその後もシンセサイザー等を使いませんでした。彼らは寡作なバンドとなり、その活動は目立たなくなっていきました。『幻想飛行』はロックの名盤であることは間違いありませんが、もし彼らがシンセサイザーやコンピューターを使っていたら、もっと活動し、多くの名作を発表していたかも、とふと思ったりします。

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