心配事をなくすために―「非思量」の態度

水面

今年はコロナ禍のために、悩みや心配事の絶えない一年だったのではないでしょうか?

ひと口に悩みや心配事といっても様々です。コロナ自体はウイルスという「形があるもの」が原因なので、それに対しては、マスクを使った予防やワクチン接種といった具体的な対策が打てます。

ところが多くの悩みや心配事には形がありません。だからこそその対処が難しいともいえます。悩みや心配事に対して私たちはどう対処したらよいのでしょうか?それについて達磨大師のこんなエピソードがあります。

慧可(えか)という弟子が達磨大師のもとで修行していました。ある時、慧可は達磨大師に「自分は心配なことで頭がいっぱいです。どうかこの心配事を取り除いてもらえないでしょうか」と相談しました。それに対して達磨大師は「分かった。ではその心配事を私の前に出してくれ。そうしたら取り除いてやろう」と言ったそうです。それを聞いた慧可は、困り果ててしまいましたが、その後に悟ったそうです。「心配事には、形がなく、自分の心が作り出しているのだ」。

禅の言葉に「非思量」というのがあるそうです。

「思量」がひとつのことに心を留めてしまう状態を指すのに対し、非思量はその逆。頭の中を空っぽにして、心を無の状態にすることを指します。

例えるなら、鏡のように静かな状態の池の水面に、石を投げ入れて波紋が拡がっているのが、思量。その波紋をなくそうと手を入れると別の波紋ができてしまいます。

そうではなく、波紋は波紋としてそのままにしておく。これが非思量。そうすれば波紋は落ち着き、再び静かな水面に戻るというわけです。

お寺で数回、座禅をやったことがあります。線香が1本燃え尽きるまでの間、無言でいるのですが、頭のなかではいろんなことが巡ってきます。それにとらわれず、右から左へと流すことが大事なのですが、数回座禅をやっただけでは、その域に達することはなく、私の座禅体験は終わりました。

コロナ禍の今こそ、非思量になることが大事なのかもしれません。

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