哲学者ソクラテスがある若者を溺死させかけた理由とは?

箱根駅伝が好きで、10月に行われる予選会、お正月の本大会とテレビ観戦しています。今年は青山学院大学が二連覇。今の青学は本当に強いですね。

私が思う駅伝の面白さは、一本のタスキをつないでいくというドラマ性です。脚の痛みや脱水症状でフラフラになりながらも、最後の力を振り絞って、必死に中継地点を目指すその姿に心を打たれます。そしてそんな選手の姿を見ると、つい自問したくなります。「果たして自分はこんなに必死にやっているのか?」と。

何かに向かって必死に取り組むことを考える時、いつも思い出すエピソードがあります。それはこんな話です。

ある時、一人の若者が、哲学者ソクラテスの所に来て、「偉大な知恵を得るには、どうしたらよいか」と尋ねました。ソクラテスはこの若者を河辺に連れて行き、若者の頭を押さえて水に漬け、若者が溺死しそうになるまで押さえていました。やっと若者を放したソクラテスは、こう聞きました。
「頭が水に漬かっている間、お前は何を考えていたか?」
「空気」と若者は答えました。
「ただただ空気が吸いたかった」。
ソクラテスは言いました。
「今、お前が空気を求めていたのと同じように、必死になって知恵を求めれば、知恵が手に入るのだ。」
(ポール・J・マイヤー SMIプログラムPSP「勝利者の欲望」より)

私たちがふだん必死になれないのは、この若者が水中で感じたような必死な状況ではないからです。世の中はモノであふれており、ぜいたくをしなければ衣食住には困りません。そこそこの仕事をしていれば、そこそこの生活を送ることはできるのです。

つまり、必死に努力して高い目標を達成するか、適当なところで手を打つか、結局は自分次第ということになります。

ソクラテス

いつも「必死」が難しいのであれば、日々の「選択」を考えてみてはいかがでしょうか? なぜなら私たちの生活は、選択の繰り返しだからです。

朝目覚めた時、すぐに起き上がるのか、それとも布団のなかであと5分過ごすのか? 見込み客に電話を1本入れるのか、それとも先延ばしするのか? 終業5分前だから後片付けを始めるのか、それとも明日の仕事の段取りをつけておくのか?

「必死」の取り組みは小さな選択の積み重ねで成り立つ気がします。あなたはどちらを選びますか?

ポイント

必死に努力して高い目標を達成するか、適当なところで手を打つか、結局は自分次第。
私たちの生活は選択の繰り返し。「必死」の取り組みは小さな選択の積み重ねで成り立っている。

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